原文英語記事:Russian Fear of U.S. Hypersonic Missiles Threatens New Arms Race | Business | The Moscow Times.

ウクライナ情勢を受けて米国とロシアが新たな冷戦への序章を歩み始めている。核兵器時代に両極によって押し進められた軍拡競争が今度は超音速型非核兵器ミサイルの分野で新たに再燃しようとしている。モスコワのCenter for Arms Control, Energy and Environmental Studies (軍備管理およびエネルギーと環境研究所)のユージン・ミアシニコヴ博士は”この新しいトレンドは非核兵器を使って、ロシアの抑制力を排除する為の動向であり、ロシアとしてはこの脅威を真に受け止めている”とモスコワ・タイムズの取材に答えている。現在、米国国防省がが開発を進めている超音速兵器は、”通常兵器による迅速なグローバル打撃(CPGS)”プロジェクトの一環であり、今までに類のないスピードの大陸間弾道非核ミサイルによる攻撃対象破壊を目的としている。少なくとも今までに100億ドルの予算がこのCPGSプロジェクトに費やされており、研究には迎撃が非常に難しいとされる超音速グライドミサイル弾頭などが含まれている。超音速グライドミサイルは従来のミサイルとは違い、孤を描いてから落下するのではなく大気圏内ぎりぎりまで超音速で上昇、弾頭を切り離しご弾頭はグライダーのごとく攻撃対象まで進撃していく。このような新たな兵器の登場はロシア上層部にとっては重要な脅威となりつつある。2013年にプーチン現ロシア大統領は、超音速兵器の開発は両国間のよって合意された戦略的核兵器排除合意を無効にする可能性があると発言している。また、西欧によるロシアに対する制裁は、”ロシアに対する恐喝であり、各国は核兵器所有国家間による不仲が世界に及ぼすリスクを考えるべきである”と警鐘を促した。

 

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